2022/07/28 16:50
写真は「縫取織ティサージ」
織物の原点は、「願い」「守る」「無償の愛」と考えております。
古代の日本は、血縁女性が血縁男性を守る信仰があり、古事記(日本武尊が叔母倭比売から衣裳をもらい、衣裳を身に着け熊曾を討伐する神話)にもそのような神話が書かれております。
沖縄には、その様な風習が近代までのこり、血縁女性が織った布を、血縁の兄弟が携帯し、旅の安全、お守り代わりにしていました。血縁女性が血縁男性を守る信仰を沖縄では「ウナイ信仰」といいます。
沖縄、石垣島では、五つ、四つ文様の帯を女性が織り、男性に「永遠の愛」を願い、想いを帯に込め贈る習慣があります。
縫取織ティサージは、「ヲナリ信仰」の象徴するもので、織物は単なる生地ではく、織った人の願い、兄弟、人を思う魂が込められてます。
UTIN(ウティン)のブランドコンセプトは、
「星(天)に願い、叶う」
「Make a wish on a star. Wishes come true.」
沖縄の伝統織物の精神をオマージュしたブランドなのです。